「 クロワッサン ハ パン ジャナイ ヨ !」
「 ・・・・・・ ? ? ? 」
私たち3人の頭の上に、でっかい「?」が浮かんだ。
そして、「また始まった・・・」とそれぞれが思ったに違いない。
フランス語を習い始めたのは、3年前の春。
「なんで?英語の方が仕事に使えるのに・・・。」
といろんな人から言われるのですが、私はそれがイヤだったんです。
「逆に、なんで仕事のために自分の貴重な自由時間とお金を使わなアカンねん!?」
というのが私の考えです。
また、当時の私は、自分の心の声に素直に従って生きたいと思い始めた頃で、
自分が選ぶものは、自分の心が喜ぶものだけにしようと決めていました。
例えば、「カツ丼食べたいけど、カロリー高いからお刺身定食にしよう」とか
したくもない優等生な言動とか・・・、そういうのは止めにしようと。
ただ単に「フランスって憧れるな~」「喋れたらカッコええな~」「楽しそうやな~」という思いと、
いろんな運命的なご縁があって、当時住んでいた京都のフランス語教室に通い始めました。
東京に越した今でも、京都の教室とSkypeでつないで、クラスのみんなと一緒にレッスンを受けています。
入門アトリエでは、パン屋さんでお買い物をする時の会話を勉強します。
Bonjour, madame. (こんにちは)
---Bonjour, monsieur. Je voudrais deux baguettes, s'il vous plaît.
(こんにちは。バゲット2本いただけるかしら。)
習い始めて初の渡仏時はさすがに緊張したけど、今はもうパン屋さんでのお買い物(日本と違って対面式)は難なく出来ると思います。
でも3年以上習っていて、しかもパン好きな私に、意外な落とし穴があった!!!
「 クロワッサン ハ パン ジャナイ ヨ !」
とか言うヤツ(あ、ごめん「先生」)がいる!!!
「 ・・・・・・ ? ? ? 」 また始まった・・・。
フランス人は超いい加減なクセに、パンやチョコレートの事になったら超こまかい。
「パン屋さんに並んでるパンは、パンと違うんか!?」(←半ばキレ気味)
「パン モ アルケド、ゼンブ ジャナイ。バゲット ヤ パンドミー ハ パン ダヨ。」
「ほな、クロワッサンはなんなん!?」
「クロワッサン ハ viennoiseries(ヴィエノワズリー)デス。」
「は!?」
「カシパン。 オサトウ ハイッテル カラネ~。」
「え、ほな chausson aux pommes(アップルパイ)も!?」
「ヴィエノワズリー デス。」
「じゃあ pain au raisin(エスカルゴ型のレーズンパン)は? painって言うてるやん。」
「アレモ ヴィエノワズリー。 オサトウ ハイッテル ノハ、パン ジャナイ ヨ!」
ヴィエノワズリーというカテゴリーがあることを、私たちは初めて知ったのです。
ちょうどその頃、自由ヶ丘にヴィエノワズリー専門店がオープンしたと聞きました。
クロワッサンが1個450円!エスカルゴがなんと1個790円!!
はああぁぁ~!?
どんなものかは食べてみたいと思うけど、ここに載せるかどうかは・・・
ちょっと行ってみないとわからへんな。
À la semaine prochaine !
2コメント
2015.11.15 15:09
2015.11.15 12:59